落としドコロとしてギリギリ

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1201/23/news020.html
に対して、人的コストの抑えないと意味が無いとの指摘をちらほらとみかける。


まぁ、本体所属でないけど近いところにいる人間としては、題名の通り、
落としドコロとしてはこれが限界なんだろうなぁと判断できる。


人的コストを抑えないと〜→少数精鋭というか、一人が一気通貫、お話相手から
構築(サービス導入/立ち上げ)までできて、そんな人たちで回すような形でなければ
生き残れないってことを言っているのだと認識している。
(ここがぶれたら、まぁこのあと書くこと意味なさないけれど・・・)
しかし、そんなことが可能ですか?ということだと思う。


大人数を抱えた組織で、案外平均年齢があがっているような気配すら感じる状況。
ぶっちゃけ全員がスーパーマンにはなれない。
さらに日本では、お客様状況の変化で、自分の図体をシェイプアップしたい、
人員絞り込んで"デキル"メンバーだけ抱えたい、と思ってもできないでしょう。
つまり、現在抱えている人材をなんとか活用し、さらには食わせていかないと
いけない。


じゃあ、どのあたりが解として導き出せるかというと、例えば、お客に関与し
お客様にプロセス変革を協働で考えだす、なんたらイノベーター とかいう
役割を担えるようになる。そのスキルでたくさんの顧客へ関与する。
自社としての商売になれば、構築メンバーが担う。現状とあまり差がないのかも
しれないけれど、そういう機能分割するしかないんだと思う。
そうでなければ、「PMスキルや数字管理だけの上の方の人たちは不要で、
技術スキルとこれからに期待できる中堅以下のみ現状社員として存在すれば
いい」というような"正解"を法から外れてでも追い求めていくしかない。


また、ソフトウェア開発/システム構築・導入のみの企業とハード製造を抱えた
企業では状況が異なる気がする。
ハード屋はハード売らないといけないんです。そこにも社員が存在します。
SEだけじゃないんです。ぶっちゃけ、囲い込みたいんです。パブリックな
クラウドにはいかないで、プライベートクラウドとかにしてハード導入したいんです。
多分。
もうこれが足枷の最たるものだと個人的には思ってます。


自分の感覚では、人員減らして、固定費減らして仕事も今の何割かにする
そういう損益分岐点まで小さな組織/企業になることが一番サヴァイブするための
近道なんだろうと思っている。が、選択できないカードだったりする。
*1


(商談規模からいって)いっそう利益の出せない未来を予見しながら、ハード部隊も
サービス(ソフトウェア)部隊も食わせていかないとだめ、だから問題は深いよね。

*1:世界への価値提供レベルから考えれば、全体的には給与を下げるが選択肢になってもおかしくないのかな