「自分」の確立とコミュニケーション。

先日のトレーニー修了式*1の成果発表を行うにあたり、自分自身の2年間を振り返ってみて
あれこれ考えたこととか。


同期の発表の多くが、

  • ○○のプロジェクトに参加
  • PG担当@技術吸収しました。
  • 2年目、再利用とかして効率性高めました。
  • 作業モレとかしないように、自分で一覧作成したり工夫しました。
  • 業務知識身に付けて、業務スペシャリストを目指す

なんかねー、そういう教科書的な作りをトレーナーやマネージャーが指示するのか
知らないが、発表のための発表になっているのが個人的には残念。


こういった自分振り返りの機会なんだし、せっかくの発表機会だからこそ、もっと
深く振り返り、それを資料(発表)におこした方がいいんじゃないかと。
(ただ、振り返ってもそれを表に出したくないっていう好みはあるから、同期の本当の
ところはわからない)


僕の場合は、プログラムいっぱいやりましたとかビッグユーザーのプロジェクトに
入ってなんか頑張りましたとか運用支援が大変でしたという、そういう他人に伝えやすい
ないしは数値化しやすい成果とかが自分では思いつかなくて、または、それが一体
何の成果なの?って思う心もありまして・・・。


1年目に参加していたプロジェクトでは、リーダーが2年目ってことで、技術的/業務的な
ことを質問しても何も回答が返ってこないから、だんだん“自分で解決するしかない”
って思って、何も質問しなくなった。
さらに、仕事の振り方が僕は不満で、なんで仕事を振って自分は19:30ぐらいに帰ったり
するのか納得いかなかった(作業分担で自分の分はおわってるけどさ)。
自分が人とのコミュニケーションを苦手としていたのもあり、質問しない、問題を報告
しない*2、など、グループ内の連携が悪くてどうにも苦しい時期があった。

なので、ここは自分がコミュニケーションを取っていくように努力するしかないと
思い、少しずつコミュニケーションを取るようにしていき少しずつ状況が改善されて
いった。
このことが仕事を進める上で自分の大きな収穫となった。
(でも、僕は僕なりに歩み寄りを頑張ったつもりだが、リーダーが歩み寄ってくれたよう
には全く感じられなかったけれど)


今のプロジェクトでも、1年前と同様に今度は管理者とのやりとりに苦労している。
管理者がいっぱいいっぱいなことは理解するが、あの仕事の振り方されたら下は正直
辛い。こういうことをホントは本人に伝えるべきなんだが、少し逆切れ気味に返されたり
するので、コレも辛い。非常にステレオタイプ的・偏見で申し訳ないが、女性ってのは
感情的かなと。だから、言うべきことであっても、言い方やタイミングを考えないと
言い返したつもりで、逆に自分に火の粉がふってくる。精神的にもう少し落ち着いている
時に、仕事の振り方や管理について、下からとして伝えようとタイミングを見計らって
いるが、そのタイミングが現れそうにないとw。


コミュニケーションについては、1年目で苦手を少し克服し、自分から取っていかないと
いけないこと、そしてコミュニケーションというものの重要性を実感したことが
僕のSEにとって(/社会人にとって/人として)大きな成果。
そして、今感じることは、コミュニケーションを取るといっても、TPOが肝要で
特にTimeというよりTimingが重要かなと。
コミュニケーションのTPW(勝手に作成?)
Timing/Purpose/Way⇔どのタイミングで/何のために/どのような方法で
なんていうことに現在気を配っています。
Timing・・・
 一番そのコミュニケーションが効果をもたらすのはいつか、緊急であるかetc
Purpose・・・
 なぜ、そのコミュニケーションが必要なのか。報告か、相談か、意見かとか?
Way・・・
 何で伝えるか。メールでいいか。時間取れるときに直接言うかetc


コミュニケーションがまだまだ苦手(自分の中で済ませたがり)なので、なんか
自分を動かす理由みたいなものが欲しいんでしょうな→Purpose


今までは、自分で勝手にやって、あまり人に頼らず、自分でなんとかしてきた。
でも、会社(仕事)ではそうもいかず、人と一緒にやらないといけない。
でも、相手流/自分流の間にはギャップがある。
今、行っているコミュニケーションでうまくいかないことがある。
だからって、相手流になってしまうこともない。
今まで自分が従ってきた、自分流それも悪くないだろう。ってかそこを折ったら
僕はもう僕でなくなってしまう。
自分を何もかも変えることはしなくていいだろう。
もし今うまくいってないんだったら、コミュニケーションのインターフェース変えれば
いいんじゃないか。はき出し元が変わる必要はない。それを相手に伝えるときの
インターフェースを変えてみて、チャレンジしてみればいい。
自分が変わる必要性を感じたら、変わるに違いないわけだし(変われない部分もあるんだけど)
それと足りないモノははき出せないわけだから、そこの部分をどうするかって問題もあるな。


自分流を信じすぎて(意固地になって)、それを無理にでも通したがる自分、
白黒ハッキリしすぎる自分、もう少しファジーになることも身に付けよう。
ただ、自分を構築してきた/信じてきた「自分」ってものは大事にしつつ。


ちなみに、同期が発表した、一覧作成しての管理とかだが、お前らが発表内で言ってる
資料/ドキュメントとか、それ本来プロジェクトで作られて然るべきなものだと思うぞ。
自分が担当だから、自分が作成して管理したって工夫じゃなくて、それをプロジェクトの
ドキュメントに昇華させるとか、もっとやれるだろ。
ってか、みんなきちんとトレーナーなのかプロジェクトリーダーか管理者かしらんけど
結構しっかり管理された体制の中で作業してんだね。僕なんて、プログラム移行の作業、
2年目になってから完全自分の作業になって、自分でスケジュール作って(自分しか作業者
いないのに)、進捗管理して問題点管理表作って、リーダーに報告してとか、なんか
あれこれしてたよ(もしかしてこれを工夫として発表すればいいのか?これってやって
当然だと思ってるんで、工夫した!とか堂々と発表するのは恥ずかしい)。
管理者−リーダー−自分 って体制だったが、なんか作業指令とかが振ってくるだけで
僕は僕が管理してたからなぁ。。。


なんて、自分の2年間を振り返ったような文章でした。

*1:新人2年間はトレーニー期間で一応OJTってことになっている

*2:これは、報告しなければと問題に気付く夜には既にリーダーが帰っちゃってるってのがあったんだが