電源とWi-Fi確保できるカフェというヤツ

日本でなんで電源とWi-Fi確保できるカフェが少ないのかという議題。
あまりモバイル機器利用しないながらも、たしかに電源とWi-Fi(free)が利用
できるといいなぁ、と思っています。
しかし、海外では利用できて当たり前と主張している方の、日本でサービス
提供されたときの想定利用価格が+200円ほどってなんなのだろう。
海外で一般的だから日本でも期待したいという考えは理解するけれど、それと
サービス提供価格は別物でしょう。
あんなにグローバルな事を各種主張されている方であれば、日本のテナント料など
状況の一部は理解されていそうなものなんだけどなぁ。


回転率至上主義については、それが経営だと日本の経営者の多くが考えているのが
現状なのではないだろうか。良し悪しではなく、それが王道だと思っているならば
仕方ない。また、個人商店が大型スーパーなどに駆逐されてしまう状況から、独自の
サービス提供ある個人店では戦えない/生き残れない側面が日本にはあるんじゃない
かなぁ。
現在の日本においては、カフェや何かに問わず、サービス業は

  • 安く(=経営の観点ではそれなりの価格で)
  • できるだけたくさん(=高回転率+同売上における必要サービス提供面積を小さく)

という形でなければ生き残れないんだと思う。


個人的には、ゆったりしたカフェ/喫茶店/珈琲店でコーヒーを飲みたいと
思っているが、とりわけ関東では難しいのかなとも思っている。
都心の主要商業エリアのテナント価格はきっとバカ高い。
そんなところでは、広い店構えはできないし、あまりゆったりゆったりな
席レイアウトもできないと思う。


また、別次元でカフェの定義が違いすぎる。
私はあくまでコーヒーなど飲み物や食べ物を楽しみつつ、読書したりよい時間を
過ごしたい、そういう時間をかなえる場所と思っているが、電源!Wi-Fi!と主張
している人は、ミーティングや仕事などをしたいと主張している。
ノマド的っちゅうのはわからんでもないが、仕事なら自宅ですればいいじゃん。
長居はしたい!利用価格は(日本価格で考えれば)破格で提供しろ!海外では
当たり前なんだから!!はちょっと強引じゃないのかなぁ。


否定的な内容に、ガラパゴスっていっちゃう想像力のなさ、苦笑ですよね。
私もすべての状況を受け入れているわけではない。
だけど、求めている姿(ゆったりとか十分なカフェ数)には、日本ではコストが
かかるのかなぁ、と考えているので、数百円とかそんなことは口に出せないね。