地震対応(千葉県)と体感して感じたこと
午前
・お客様と要件定義の打合せ
まぁたんたんと完了。
午後
おひる
・本当は午後すぐから本社での業務グループ会に参加したかったが
午前の打合せとの兼ね合いで今回は留守番。
久々に後輩I氏に託す。(後輩がサバイバルになってしまう・・・)
地震発生(〜15:00ぐらいかな)
・最初、ゆれてるぞ。最近ある程度やな。
あれっ?
あれっ?あれっ?揺れが止まらない。
作業場の棚からキングファイルとか落ちそうと思いながらすこし呆然。
・お客様事務室とかみてみたら軽めのラックから紙資料類が散乱。
そして、棚が倒れていた。
・近くが消防署で、サイレンがやまなくなる。
・会社の安否確認システムからメールがくる。
(ついに避難訓練だけでなく、稼働してしまった)
まさに、これは訓練ではない!もう一度繰り返す、これは訓練ではない!状況。
余震発生(15:00〜16:00)
・もうあかんな。これは電車とか期待はできないであろう。
・会社の上司からSMS→返信
・グループ会が15:00ぐらいには終わるから、I氏の状況が心配になり、
メール送信→駒込から千葉方面へ歩きます(電車復旧にむけて)な返信くる。
・後輩Y氏が定時退社後飲み会予定と言っていたが、これは厳しいんちゃうかと
雑談。→復旧したいきますと宣言してた。
・仕事に手をつけるも余震とかでなかなかはかどらない。
・幕張の開発元部署へ打合せに行ってる後輩T氏からメール受信
→私、I氏、Y氏状況回答
彼は神奈川が自宅なので帰れない可能性が高いことが心配になる。
まぁ、幕張の不夜城と呼ばれているFのビルだから泊まることは問題ないなと
私の中では判断。
状況チェック(16:00〜)
・これまでは、BlackBerryのtwitterアプリで情報確認していたけれど、これは
ケータイは温存すべきと判断した。社給パソコンではアクセスしないように
していたけれどtwitter表示させておく。
・集中しないながらも仕事をぼちぼち。
・連発で送信される会社の安否確認メールに返信する
→余震が安否確認発動レベルを超えていると何回も確認メールくるのは
システム改善が必要だなぁ、なんて考える。
定時(17:30)
・お客様(自治体/役所)は、防災体制シフトとなり、残留確定。作業場で作業している
各社SEは、電車復旧を期待して18:00には退社して駅に向かったみたい。
・残ったのは、協力会社のKさんと私の2人。私はI氏の状況が気になったし
自宅まで徒歩で2時間〜2.5時間で帰れる判断ついていたのでもう少し情報収集して
から帰宅しようと判断した。
徒歩帰宅敢行(19:00過ぎ〜)
・I氏他グループメンバーに帰宅の旨などメール送信し、帰宅開始。
・まじ、革靴つかえない。衝撃をダイレクトで受けてくださる。。。
・裏道側を進んだが、車で混雑してる。裏道なばかりに歩くとこなくて
渋滞の向かい合う車の間を通ったり、側溝に降りて歩いたり。
ただ、自転車で客先に通勤してみたりしたことがあったので道を把握しているのが
すごく気持ち的に楽。
帰宅(22:00)
・思いの外、部屋は問題なし。ほぼ問題ないレベル。
・台所のシンクに空き瓶倒れたり、PCデスク上の食玩フィギュア倒れたり、
プリンターの上に平積みしていた文庫が散乱したレベル。
本棚とかが影響なしだったのが助かった。
以降
・スニーカーとヘッドライトをふとん近くに配備。
・寝ては起きてを繰り返す。
感じたこと
会社関連
・まず、会社の安否確認システムはメール発信のトリガーの再検討が必要である。
・そして、導入当初から思っていたが、各キャリアのメールインフラに頼る(登録した
ケータイメルアドに送付だから)のは遅延発生させまくりであまり意味が無い。
・今回の地震レベルだったら、余震があった時点で社員に対して帰宅指示なのか
会社待機かなのか命令が必要。ぶっちゃけ土曜日に社内システムにアクセスしたが
地震に関する指示・発令が発表はされていなかった。
社員なんだと思ってんだ?
その他
・スーツ、革靴スタイルは捨てるべき。天災のリスクレベルが高い日本では
常に動けるスタイルでいることが必要じゃないかと思った。
・職場から自宅まで徒歩で帰るルートの確認と事前アタック(模擬)はしておくべき
だなぁ、と痛感した。模擬のときは途中であきらめてもいいけど、自分が
どこまでならできるのかを認識することはいざという時の判断材料になる。
知っていると知らないでは、覚悟とか心の平穏度がだいぶ違う。
・社内とかで情報アクセスできれば、ぎりぎりまで情報収集する。
・だけど、状況に対する見切りは早くつける。
・現金(そして小銭)を常にいくらか持ち歩く
・電話などのインフラは2回線とか2重化されてるとベター。そして、予備バッテリー
とかもあるとなおよいのだろうなぁ、と。
→本当は、バッテリー技術が向上してもっと通常で長く使えることが大事だけど。
・食料や水といった生命維持のライフラインだけでなく、各種判断のアシストとなる
情報へのアクセス確保が現代においてはもうライフライン。
・フィジカルなタフさ
突き詰めると便利な現代文明に依存しきるな、ってことなのかもしれない。
ケータイについては便利につかうならば、便利に使える状況維持・確保は
自分で背負うしかない(予備バッテリーとか)かな、と。