太陽の黙示録 建国編(9)

太陽の黙示録 第2部 建国編 9 (ビッグコミックス)
太陽の黙示録 建国編(9)/かわぐちかいじ 読了。


遂に太陽の黙示録が完結した。
カフェで読んでいたのだが、目頭と胸が熱くなるものだった。
太陽の黙示録開始と私の社会人生活開始が同時期です。
通勤電車の中吊りでコミック販売をみたときに、すごく読んでみたいと
思ったのが購入のきっかけ。


大学の卒業論文で、日本人の精神特性(?)と敗戦、バブル崩壊(敗戦)と
これからの日本は?みたいなことを書いたため(注、工業大学卒です)、
日本人論、リーダーシップ論/マネジメント論、精神構造学とかには
すごく興味をもっている。まぁ、正式な学説書やビジネス書など読めて
いないわけだが。
そんな時に日本が分断される、カリスマの台頭、崩れた国がその後
どうなっていくのか、を取り扱ったこの作品はすごく心に響く。
パフォーマンスとして政治だめだとかぼやいてる人ではなく、自分に
ついての心配きっかけでいいから、自国に対して憂国の思いを抱いている
特に若い世代に読んで欲しい作品です。
作品の中では国が立ち直ることができる技術材料(漫画でのご都合的で
あるが、現実の場合、何もないなら再建は無理とその時判断すればよい)が
あるが、そういうの抜きに自分が何を思っているべきかを考えさせてくれる。
自分の核の構築をアシストしてくれるに違いない。


未来に備えた、語り継ぎたい作品です。