父、定年退職

父の定年退職日にあたり、働くことについてぼんやり考える。
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大きくはない会社で役職になるわけでもなく、働き続ける。
それこそ今どき避難される、減私奉公的勤務だったりするし、
完全土日休みというわけでもないし、残業代がどこまでついていたかも
わからない。
たまに家で悪態ついてたりもする。
その一面だけでどうという判断はできないけれど、生活のためなど含め
理由を胸に秘めて働き続けたわけだ。
父について私は"結構協調性もなく、よく折り合いつけて働いてきたな"などと
(上から目線だが)評しているのであるが、息子・娘を社会に出すところまで
責務を果たしているわけだ。
今の私と同じ年齢で私が産まれ、そこから色々あっただろうと思う。
啓発系?ビジネス系書籍を読んでいたのは40になるころだったと、今逆算して
思う。
こどもにはわからなかった葛藤や思いをいくつも通過してきたに違いない。
やりたいことをやることは自分のためであるし、次の世代に見せるべき
先代の背中かもしれない。
それでも今、私が、父の世代の働き方を悪くいうものではないよな、と。
万人が、楽して/好きして稼いでる親のもとに育ってなんかいない。
そんな自分たちが育ててくれた世代を否定してもしゃーない。
(未来につなげるべきであるかは判断が必要となるが)


妥協/我慢が美徳とは私も思わないが、大人になるってことは自分と世界の間に
折り合いをつけていくことだと強く思う。
そして、父が親になった年齢の自分は果たしてどうなのか?と考えると
てんでだな、と思うのみである。