今日の考え事(9/11)

日本企業におけるセキュリティ事故防止策とそこに所属する者の不便さとの天秤。
そんな不便さがあるから技術者が離れる、なんて観点もあるし、主張も当然だとは
個人的には思う。
しかし、(世界の各顧客や社会はわからないけれど)日本においては、セキュリティ
事故起こせば、鬼の首とるがごとく該当する顧客だけでなくメディアだったりが
怒濤に責める/攻めるわけですよ。
本当に顧客が考えているかはわからないけれど、強固な、そして開発者や技術者を
げんなりさせるセキュリティ対策を打ち出している企業経営層は、

  • セキュリティ事故ゼロは当然のノルマ
  • 漏洩の可能性、なんてものは議論のステージでない
  • 漏洩発生時の対策も当然考えてはいるが、重要視しているのは未然に

なんとかできないか
こういうロジックでしか考えていないと思う。
それを、そんなん無理だろ?!とか頭悪いんじゃねぇの!とか指摘することは
簡単であるが、それを社会から求められているようにみえている限り方向転換は
無理であろう。
「漏洩しないという100%の保証はありません」と言って納得する国民でない。


ITに限らずだけれど、どの問題も越えなければいけない問題/ハードルは
顧客の性質/考え方にシフトしてきている気がする。


かなしいけどこれ、日本の社会的責任論なのよね。


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