できることとは

業務の運用仕様について話した後にいくつか。
なかなかに役所の業務(にも限らないわけだが)、完全には回らないなぁ、と。
動く根拠としての法律はそこまでガチガチに明文化されていないため。
所在不明高齢者のTV報道(報道と呼べるか微妙だけど)で、なぜ踏み込まない
だとか、業務としてもう少しつっこめるだろう/やれるだろうという指摘が
あるが、法や条例で規定している範囲が基本全て。
怠慢というのはちょっと違う。独断は住民からの指摘があった時に反論が
できない。"クレーマー"的な案件も多く、相手を納得させるには必要かつ
根拠に則った範囲の事を遂行している必要性がある。
(これは、SEがよかれと思ってサービスしたつもりが裏目になった、顧客から
文句をいわれたり、トラブルになって賠償問題に発展したり というのと
構造は一緒)
だから、色々やるためには、やれる根拠を規定しておく必要性がある。
現実は、現場任せ/現場の感覚で! という解釈仕様になっている法令が
多いのではないかと思われる。


担当システム業務の法的根拠調べていた時にも基になるものがなく、どう
システム機能を実装しても"不備にはならない"ことがわかったりした。

人情や思いやりは生きていく上で必要だが、現在の状況は、それら(感)情で
仕事を遂行しては問題となる/されることの方が多い。