モノを作らない方向性

体系化されたパッケージ製品を開発し、基本的には0ベース開発や、たくさんの
カスタマイズ開発みたいなものを無くすことで、低コスト&短納期を実現させる
というスタンス。
正しいはずなんだけど、しっくりこない。


以前も書いたが製品=ソリューション、という定義にまず違和感を感じる。
現実路線で、システム化/IT導入という手段で業務改善なりなんなりの自分のところの
問題を解決したいと思っている顧客のニーズってそんなに標準化されたものなのか。
モノをつくらないの到着点って売り切り型の商品とそんなに変わらないと私は考えて
しまうのだけれど、どうなのだろう。
モノを作らないが、保守とか顧客と長く付き合い、そこで利益を得ようという目標も
いまいちわからず。。。
各顧客各顧客の運用と付き合うということは個々のレアな案件が増えていくという
ことのように思うのだが。


モノを作らない方向性でありながら、内製化回帰というか内部(我々)の開発力UPを
謳っていたり。モノは作らない方向性でありながら、なにかあればモノを作れる
ようになれ、と。それは難しすぎるんでないかい、と。
家に帰った後、自分でスキル磨けってことなのかな?
仕事ってそういうものなのでしょうか。


技術力/開発力のキープとコストダウン。
WEB開発主体の企業ってどう実現させてるんでしょう。「高スキルの少数精鋭がいれば
お前んとこ(弊社とか)より、短納期、低予算でシステム導入可能なんで。」
ということなのかなぁ。技術力あるから、バリバリ自分達で作っちゃいますよ?


なんか考えてもしっくりこないのは何故なんだろう。
有形物を作り出すのに対して、生み出すというアプローチがいくらでもあるからなのかな。