マルチ・タスクが「脳力」を奪う

Harvard Business Review 07月号の内容。


ADT*1のお話。
仕事の決断(処理)スピードと膨大な情報量を扱うことを要求される現代の仕事環境、
ないしは生活環境によってもたらされる生活習慣病の一種と定義されるようだ。


整理/優先順位付け/時間を有効に使う ってことができなくなる。
//ADTと関係なく、これらについては上手くできてないんだが・・・。

残念なことにマネージャたちは、これまでADTの症状に関して、素行や性格と
いう視点から、歪んだ見方をしてきた。スピードについていけそうもない
社員は、その能力に欠ける、あるいは弱いと見なされる。

そうだそうだ(と言ってみる。
この文中の表現だと「これまで」だが、現実は「今現在も」が適切なんじゃ
ないかなぁ、と思ったり。


「プロジェクト」という単位で視ると、マネジメントを行う人間が少ないように
思ったり。(プロジェクト管理って並列で3つも4つもできるものじゃないと
思うのだが・・・)


予防法の部分をめもめも
・前向きな感情を促す
//恐怖心が大敵とのこと。
//人と人の間に身体的な接触があり、互いに信頼と尊敬を抱き合う環境を築くこと
 が重要と書いてあった。やはり一緒に働く人たちとの人間関係っていうのが肝
 なんやなぁ。孤立してはいけない/孤立させてはいけない。
//社内(作業場内)の良好な環境構築が必要ですなぁ。やっぱ接触がない、あの
 環境があかんのやて。話したくても会えないし、メールは見てくれないし、
 「急ぎなら電話で」って状態ではだめなんやと思う。


ADT発症を防ぐとか関係なく、みんなの能力をうまく引き出すためにも、働く場
自体の良好な環境構築、良好な人間関係を築くようにしないとですな。
(これが、難しいと思ってしまう時点でだめだめなのかな...)

*1:注意欠陥特質:Attention Deficit Trait の略のようです