特別展「書聖 王羲之」に行ってきた

東京国立博物館で開催されている特別展「書聖 王羲之」に行ってきた。


王羲之の名前との出会いは、高校で選択した美術(書道)である。
20歳過ぎまで書道教室(習字)に通っていたのだが、中学校時代までは
ただ、字が上達するということぐらいしか意識していなくて、
書体というよりは書法にあんなにバリエーションがあることをわかって
いなかった。
高校の授業で、書の歴史を習って、王羲之から始まり、唐の四大家を
習って衝撃を受けたことを覚えている。
ちょっと毛筆がうまいのが特技みたいに思っていたけど、墨・毛筆で
文字を書くことと芸術を結び付けられていなかったが、そもそも、現在に
おいては、書道というものが芸術であるという事実を知ったため。
高校の書道では、きちんと墨をするところから始めるのだが、この時から
道教室でも墨汁ではなく、墨をすり、王羲之をベースとするような、
きれいな運筆・余白の美だけでなく、顔真卿のような書法もチャレンジしたし
見よう見まねの水墨画(簡単な花)もやってみたり、色々やった。


これで書道教室やめて10年以上になるけど、作品展で王羲之の作品を観て、
他の書の大家の作品を観て、また、やりたいなと思い始めている。
※多分、仕事で精神が乱れているところに起因するところも大きい。
 やはり筆運びには、その時の気持ちがよく表れていたので、自分自身の
 分析にもよいです。